カロリー計算は無意味!あなたも今日から解放されよう
食べものに付きまとう「カロリー」という表示。
「食べたいけど、カロリーが高いからやめよう」
これだけ運動したのに、
「たった〇キロカロリーしか消費してないの?!」
とがっかりした経験もあるのでは。
結論から言うと、
カロリーに意味はありません。
むしろ、カロリーだけに注目して食事をコントロールすると、
かえって有害です。
これを知って、あなたも今日からカロリー計算から解放されましょう。
カロリーの定義とは?
そもそも、カロリーの定義とは、
「水 1 kgの温度を1℃上げるのに必要な熱量」です。
カロリーは、1883年にルブネルという科学者が考案し、
それが100年以上経った今でも使われています。
これだけ研究が進んでいるのに、まだ100年以上前の
学問を使い続けているは、ちょっと驚きですね。
では、カロリーの算式です。
カロリー=食物を空気中で燃やして発生した熱量-同量の食物を食べて出た排泄物(つまり、ウンチです)を燃やして発生した熱量
具体的には、ボンブ熱量計(カロリーメーター)という機器
のなかに、熱量を計りたい食品(乾燥させてある)と酸素を入れ、
電熱線に電気を通して熱して燃やし、容器内の温度の上昇を測定し、
それを熱量に換算することで、カロリー数を測定します。
では、今からカロリーが無意味であることを説明しましょう。
でも、もっと直感的に感じたいなら、以下の質問を考えてみてください。
100kcal分のレタスを食べた場合と、
100kcal分の牛肉を食べた場合、
カラダに与える影響は同じでしょうか?
【カロリー栄養学が意味のない理由】
①身体の中で、「燃える」環境はない。
人間の体温は36℃前後であり、この温度では、脂肪も炭水化物も
「燃焼」することはありません。
つまり、人体内部で食物が「燃える」状況は存在しないのです。
また、細胞内の代謝と大気中の燃焼はまったく別の現象であり、
食べ物を空気中で燃やすことで、私たちの体内で行われる
代謝という状況を説明するのには無理があります。
②消化に使用するエネルギーが考慮されていない。
人間のカラダでは、消化をする際にエネルギーを使用します。
例えば、タンパク質は脂肪を消化する場合と比べ、5倍のエネルギー
が必要とされます。
調理方法や温度によっても消化に必要なエネルギーが変わりますが、
カロリー計算ではこのような概念が考慮させていません。
③体内で全てが吸収されるわけではない。
食べものがカラダに入ると、消化吸収されますが、体内に入ったもの
全てが消化吸収されるわけではありません。
例えば、炭水化物は、体内で糖質と食物繊維の2つに分けられます。
食物繊維とは、「体内で吸収できない炭水化物」のことで、
食物繊維は消化・吸収されないのでエネルギー源としては利用されません。
カラダがその食べ物からなにを作ろうとするかが問題
実は、食事をしたとき、その食事から、筋肉を作るのか、脂肪を作るのか、
骨を作るのか、を決めるのは、「ホルモン」なんです。
つまり、同じものを同じだけ食べても、その時分泌されている
ホルモンの影響で、脂肪になったり、筋肉になったり、骨になっ
たりするのです。
身体が、食べたものから筋肉とグリコーゲンを生成していれば、
アスリート体質になり、脂肪を作れば、肥満になるのです。
ドーピングの正体を知っていますか?
ドーピングとは、ホルモン剤の一種。
ホルモンがいかに筋肉量に関係するのが分かるかと思います。
いいホルモンを分泌するには?
では、分泌するホルモンを決めるのは、いったい何でしょう。
それは、食事と運動です。
つまり、何を食べるかは、どんなホルモンを分泌させるか
を決めるものでもあるのです。
では、どんな食生活をすればいいのでしょうか。
それは、インシュリンの分泌を抑え、レプチンの分泌を促す食事です。
インシュリンが分泌されると、脂肪細胞に糖が運ばれ、肥満の原因なります。
血糖値の上昇するスピードを計ったものが「GI値」ですね。
レプチンは、食欲を抑え脂肪燃焼を促すホルモンで、
満腹中枢に働きかけて食欲を抑制したり、交感神経の活動を
盛んにして脂肪燃焼を促し、肥満を防止してくれます。
また、運動により、成長ホルモンの分泌を促してあげることも
重要です。
従来のカロリー栄養学は、「食べ物だけ」を見つめて、「人間のカラダを無視」
しているのです。
ビーカーの中で計測した数値には、ほとんど意味がないのですね。
では、具体的にどんなものを食べればいいの?
それは、ずばり、CLEAN EATINGです。
まだ記事をご覧になっていない方は、ぜひ読んでみてくださいね。