EAT CLEAN

今日から始まる新しい自分。食べ方が変われば、人生が変わる!

食べものと自然はつながている

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地球温暖化

土壌汚染

水質汚染

生物多様性の喪失

 

誰もが耳にしたことのある環境問題。

これらが、私たちの食べ物と密接につながっていることは

あまり意識されていないかもしれません。

 

だからこそ、私たちが食べ物を変えれば、自然は変えられる

ことを知ってほしいのです。

 

 

なぜ環境問題は起こった?

 

21世紀に入り、ハリケーンや台風など、自然災害が増加

していることを肌で感じている方も多いのではないでしょうか。

 

「なんかおかしいよね」

こんな感覚が、実は大事だったりするのです。

 

では、現代の環境問題を食からひも解いてみましょう。

なぜ環境問題は起こったか。

それは、私たちが人間が自然の複雑さを過剰に単純化して

しまったからです。

 

自然は決して、単一化などせず、常に多様性を図ります。

 

もし自然が単一化していたとしましょう。

もし、植物が全て同じ種だったら、自然災害が来た時に、

全滅しまいます。

人間だって同じ。顔も、肌の色も、性格も、みんな違うのは、

自然災害など予期せぬことが起こっても、種を残すため

なのです。

 

でも、人間は栽培・飼養という食べるという食物連鎖の両端で、

自然の複雑さを過剰に単純化しようとしてしまった。

 

販売するにも、同じ規格の方がいい。

同じ時期に収穫できたほうが効率がいい。

動物は早く太らせて出荷したほうがコストが安い。

 

現代の食は、激しく工業化されています。

 

特に日本人は、「見た目」にとてもこだわる傾向が

強いように思います。

見た目がよくないと売れない。

だから農家は、見た目を良くするために農薬をかける。

でも、見た目ってそんなに重要でしょうか。

 

形が悪くても、無農薬の野菜のほうがいいという人は

結構いると思うのです。

ただ、普通にスーパーで売ってる野菜に、農薬を使用している

ことをみんなが意識していないだけ。

知れば行動が変わります。

 

 

食の工業化が引き起こすもの

 

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遺伝子組み換え作物や農薬、化学肥料を使用する。

何百万もの家畜を狭苦しい場所に詰め込んで飼育する。

家畜が本来食べないはずの飼料を与える。

 

私たちは自らの健康だけでなく、

自然界の健康までも、前代未聞の危機に晒しています。

 

土の中には数え切れないほどの数の微生物がいます。

しかし、化学肥料の多用は土の微生物を減らします。

 

すると、土は弾力性を失い、固く、活力のない土地へ

と変わってしまいます。

作物が育つのは、温かくて柔らかくてふかふかの土です。

でも、化学肥料を使用し続けると、冷たくてそれが固い

土に変わっていきます。

 

化学肥料を使用し、土中に窒素が増えると、虫が

増えます。その虫を殺すために、今度は農薬を使用します。

 

農薬は散布された後、すぐに無くなるものではありません。

作物に付着したままであったり、土壌や大気、河川等に流れ出

たりします。

その結果、環境が汚染され、多種多様な生物が生存する生態系

は破壊されてしまいます。

 

農薬散布中に、中毒事故

 

農薬の恐ろしさは、農家さんが一番よく知っています。

農薬を散布中に誤って農薬を吸い込んで、救急車で

運ばれる事故は、毎年10件以上起きているのです。

 

こうして農薬や化学肥料を使用することで、土壌はどんどん

瘦せていき、作物が育ちにくくなるという悪循環が

起きています。

 

どの食物連鎖でも、その両端には、土壌と人間のカラダという

生物学的なシステムが存在し、片方の健康はもう片方の健康に

繋がっています。

 

何をどのように食べるか、ということは、自然界とどのように

付き合うか、ということであり、自然界の未来を決めること。

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買うことは、「投票行為」と同じ。

あなたのその選択が、世界を作っているのです。