欧州で脱プラスチックへ
ストローなど、紙・再生素材に
日々大量に捨てられるプラスチックごみ、、、
環境に与える影響を心配する方に、嬉しいニュース!
欧州(EU)で、海洋汚染が問題になっているプラスチックごみを減らす取り組みが、
加速してきました。
欧州では、飲食や小売店でストローの配布をやめたり、食器を再生可能な素材に変えたりする動きが広がっています。
EUは今後、使い捨てのプラスチック容器などの使用を禁じる方針で、
海洋大国日本も、地球環境を驚かすプラスチックごみの削減へ、
積極的な対応を迫られることになりそうです。
マクドナルドのストローが紙製に?
ストローといえば、プラスチック。
が、当たり前。
でも、ストロー=紙製 になる時代も近いかもしれません。
米マクドナルドは、英国とアイルランドの全1361店舗で、9月からプラスチック製のストローを紙製に切り替えると発表しました。
米国やフランス、スウェーデンなどでも、今後、一部の店舗で紙製ストローの導入を試験的に始めるそうです。
プラスチックごみはなんでいけないの?
プラスチックごみは、環境にどのような影響があるのでしょうか?
それは、投棄されて漂うプラスチックごみは海の生態系を傷つけてしまうからです。
プラスチックごみは、分解に長い年月がかかり、深い海に沈みこめば除去が難しくなってしまいます。
有害なプラスチックを食べたり、微細な粒子を飲み込んだりして体内に取り込むことで、6000種を超す海洋生物が害を受けているとの報告があるほど。
魚介類だけじゃない、人間への影響も
魚介類を通じた人間の健康被害への懸念も強く、欧州では危機感を強めています。
世界経済フォーラムが16年に示した報告では、
少なくとも毎年800万トンが海に流れ込んでおり、
1億5千万トンを超すプラスチックごみが海中に漂っているとのこと。
EUは海のごみの8割がプラスチックだと指摘。
なんと、50年までに魚の総重量を上回ると推計しています。
みなさんも、ダイビングやスノーケリングで、海にゴミを見たことがありませんか??
魚よりもゴミが多くなってしまったら、、、
と考えると、本当に危機感を抱きますよね。
日本のプラスチック包装によるごみ発生量は世界2位
6月にカナダで開かれた主要7か国(G7)首脳会議では、
カナダと欧州が消費削減の数値目標が盛り込まれた
「海洋プラスチック憲章」を採択しました。
しかしながら、日本と米国は、産業界との調整に時間がかかるとして署名を見送ったとのこと。
日本は人口1人あたりのプラスチック包装によるごみ発生量が、
米国に次いでいで多い。
一番プラスチックごみを出している2国が採択しなかったのは、なんとも残念でなりません。
消費者が、エコな暮らしを望めば、社会は変わる。
私たちひとりひとりが、「選ぶ」ことで、日本も変えていかなければいけませんね。