オーガニックの概念を覆した肥料とは?
今日は、有機栽培をされているひまわり農園の遠藤さんにご紹介いただき、
有機栽培の肥料を作っている方のところへお邪魔してきました。
ご案内してくださったのは、NPO地球環境開発研究会の理事長
加藤さん。
加藤さんは、ご自身が体調を崩され、安全な食べ物を探したものの
見つからず、自分自身で作り始めたのがきっかけで肥料づくりを
始めたそうです。
↑こちらは、肥料会社の社長をされている筥崎さん。
敷地が2000坪ある工場では、総面積が1200坪の建屋が3つあり、
肥料を作るほか、研究・実験もされているそうです。
なんとその肥料を作るのに、60年かかったとか。
努力の賜物ですね。
肥料は、わかめやウニの殻を発酵させたものに、
微生物の粉をブレンドして作ります。
山で採れる鉱物性ミネラルを肥料に応用している
のだとか。
この肥料が、ほんわか、いい香り!
酵素風呂のようです。
今回ご案内いただいた加藤さん、筥崎さんいわく、
「人が食べられるものでないと、土にいれてはいけない」
とおっしゃっていました。
といって、その肥料を口に入れていました。
ほんとに、食べるんだ!(笑)
いい土は、バクテリアが作る
いい作物は、いい土壌からしか生まれません。
ではいい土壌は何から生まれるのか。
それが、「バクテリア」だそうです。
バクテリアは地球が誕生した46億年前からこの地球上に
存在しています。
そのバクテリアを、土地を無毒化し、栄養分を蓄える土に
するよう配合したのが、こちらの肥料。
特許を取得済みで、ここでしかない画期的な技術!
「残留農薬0」のすごさ
通常、オーガニックや有機栽培といっても、
許可されている農薬は31種類あります。
つまり、オーガニック・有機栽培=無農薬ではありません。
また、現状「無農薬」は農家が名乗ればできてしまう
ので、非常にあいまいなものになっています。
慣行栽培はもちろん、有機栽培であっても、
農薬を使っている場合は、残留農薬が検出される
こともあります。
また、有機栽培では、硝酸体窒素が過多になる場合も多く、
ヨーロッパではブルーベビー症候群といって、
硝酸体窒素がヘモグロビンと結びつき、赤ちゃんが
酸欠状態になって死亡する事故も起きました。
したがって、有機栽培=安全とは言えないのが現状です。
そこで、本当に安全な野菜を作ろうということで、
新たな基準を設けたのが、加藤さん。
それが、「残留農薬0」。
つまり、できた野菜から農薬が検出されないのです。
私たちの体に農薬が入りようがありません。
残留農薬の検査項目は200項目以上ありますが、
その検査項目すべてにおいて「0」だそう。
検査機関で、数値をチェックしているから、
それ自身が証明になりますよね。
過去に使用した農薬や重金属も無毒化
この肥料がもっとすごいのは、有機栽培に転換するまでの
期間。
慣行栽培(農薬や化学肥料を使う一般的な栽培方法)から、
有機栽培に切り替えようと思うと、
通常、最低でも3年かかると言われています。
ところが、この肥料を使うと、最短1か月で有機栽培が
できるというのです。
しかもそれまでに使った農薬や化学肥料を無毒化して、
作物からの残留農薬を「0」にしてくれる。
重金属も検出されないとか。
もはや、肥料ではなく土壌改良剤といった方がいいかも
しれませんね。
そんな肥料を使った畑にお邪魔してきたので、
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