「あの人、オーラがあるよね」
という話をしたことがありませんか?
目に見えないけど、ある。
世の中には、見えないけれども「感じられる」ものが
沢山あります。
それをとらえたのが、「気」という言葉。
気の滞り=病気ととらえる
気とは、その人特有のエネルギーのようなもので、
エネルギー体=オーラと捉えてもらうといいかもしれません。
「病は気から」といいますよね。
「病気」とは、気が病んでいる、つまりエネルギー体が
弱まっていることを示すものです。
病気は、エネルギー体のトラブルによる「病気」と、
体のトラブルによる「病体」があり、
両者が相まって起こっています。
西洋医学は、不調や障害のある「臓器」や「器官」を治すことに
特化した治療法で、「気」を治療するといった概念はありません。
つまり、「病体」の医療といえるでしょう。
一方、東洋医学では、昔から「気」の流れを捉え、
それを正常化させることで病気を治してきました。
東洋医学では、「気の滞留」が病気に繋がると
考えられています。
体に14ある経路と呼ばれる道が、六臓六腑※に繋がっており、
その滞りを解消するのです。
※一般的には「五臓六腑」と言われますが、
東洋医学では、「六蔵六腑」と言われます。
六蔵:肝・心・脾・肺・腎・心包
六腑:胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦
鍼灸治療で、「ツボ」を刺激するのは、
ツボを刺激することで、気の通り道を正常化し、
各臓器の働きを取り戻すためなのです。
エネルギーの通り道が詰まっている
生命なエネルギーは、地球上のあらゆる生命体に平等に
与えられています。
この気は、無限の空間、宇宙からやってきます。
エネルギーは、宇宙から見えないパイプを通じて肉体に入り込んでくるのです。
このエネルギーが新陳代謝、免疫力、生きる力までを低下させます。
人間は、肉体、脳などの物質的な存在だけでなく、
生命エネルギー体です。
精神があり、魂があり、宇宙と繋がっています。
私たちは、水や食べ物などを出し入れさせるだけではなく、
大気や大地の生命エネルギーを体の中に取り込んでいます。
このパイプの中が汚れたり詰まったりすると、
エネルギーの流れが悪くなります。
ストレスや負の感情、自分に投げかける否定的な言葉、、、
長い間否定的な考えのもので生きてくると、
いつのまにか、宇宙にお願いするのを忘れてしまいます。
「どうせ自分なんて」
「そんなの無理に決まってるじゃん」
そいういった言葉が、パイプを詰まらせるのです。
生命エネルギーが低下すると、
・体温(平熱)が下がる
・顔色が悪くなる
・新陳代謝や免疫力が低下する
・病気にかかりやすくなる
などの症状が起きます。
理想の体温は、36.5度。
体温が1度下がると、消化や代謝など、生命活動を維持する
5000種類の酵素の働きは50%低下、
免疫力は35%低下するといわれているほどです。
「ありがとう」「愛してます」は最強のクリーニング言葉
このパイプをクリーニングする最も簡単な方法は、
肯定的な言葉を使うこと。
なかでも、
「ありがとう」
「愛してます」
は最強の言葉。
これらは科学的にも証明されていて、
心の中で「ありがとう」「愛しています」と思った瞬間に、
脳の血流が上がるそうです。
ついつい自分や他人に否定的な言葉を投げかけがちなあなた、
まずは自分を信じてあげること。
ありのままの自分を受け入れてあげること。
そして、心からリラックスできる空間を見つけてください。
もし病気になったら、
「体」だけでなはく、「心」もケアしてあげましょう。
もちろん、「病体」の場合もあります。
病気が「病体」なのか、「病気」なのかは、
自分が一番分かっているはず。
自分を癒し、生きるエネルギーを回復するように努めましょう。
自分は治る、治せると信じること。
そしてこの経験を得られたことに感謝してください。
今は辛くても、それがあなたに必要だから起こっています。
一瞬先は、「光」です。
今日もよい一日を^^
参考文献:病気は治ったもの勝ち(永野剛造、丸山修寛著)