セルフチェックで分かる身体の状態
前回の記事では、マクロビオティックには陰と陽があることをお伝えしましたが、
今日は自分のカラダが陰と陽どちらに傾いているか、チェックしてみましょう。
□陰性な状態
尿の回数が多い(男性で1日6回以上、女性で1日5回以上)
便の色が黄土色~緑っぽい
便が柔らかい
下まぶたの裏が白っぽい
手が湿っぽい
寝起きが悪い
疲れやすい
陰鬱な精神状態
□中庸の状態
尿の回数が適度(男性で1日4~5回、女性で1日3~4回)
便の色が黄色~茶色
便の硬さが普通
下まぶたの裏が薄いピンク
手が湿っぽすぎず、乾き過ぎてもいない
朝すっきり目が覚める
疲れにくい
穏やかな精神状態
□陽性な状態
便の回数が少ない(男性で1日3~4回、女性で1日2~3回)
便の色が黒っぽい
便が硬い
下まぶたの裏が赤っぽい
手が乾き過ぎている
睡眠時間が短いのに目が覚める
陽性気味なら普通より疲れにくいが、陽性過多になると動けない
テンションが高い
一番多く当てはまったのはどれでしょうか。
陰性の状態を生みやすい食べ物は、気を散らし、熱を逃がし身体を冷やし、弛める作用があります。
その代表的なものはこちら。
<極陰性の食べ物>
お酒・アルコール
コーヒー
緑茶
ウーロン茶
スパイス
牛乳
生クリーム
アイスクリーム
ヨーグルト
バター
マーガリン
砂糖
カカオ
熱帯原産種の果物(パパイヤ、マンゴー、キウイなど)
いちじく・ざくろ
生の油
電子レンジ・ミキサーのプロセス
どうでしょう、日々ストレスを感じている方、思わず陰性の食品を撮っている!という方多かったんじゃないでしょうか。
それもそのはず、陰性には「身体を緩める・リラックスさせる」効果があるので、
リラックスしたいときには陰性の食品を欲してしまうのです。
その反対が、極陽の食べ物です。
これらの食べ物は、身体を引き締め、エネルギーを中心に集め、熱を集めてこもらせ、抑圧させます。
<極陽性の食べ物>
牛肉、豚肉、馬肉など肉類全般
鳥がらだし、豚骨など動物性だし
魚卵(たらこ・キャビアなど)
卵
チーズ
赤身魚・青魚
えび・かになど甲殻類
食塩
ローストナッツ
オーブン・グリルで焼いてあるもの
高温調理のもの
面白いことに、陰と陽は互いに惹かれあいます。
日常的に目にする組み合わせを見てみましょう。
チーズ(陽)とワイン(陰)
しょっぱいチップス(陽)と清涼飲料(陰)
パン(陽)と牛乳(陰)
例えば、お酒(陰)がやめられない人は、
食生活が塩分などの陽が多すぎるのではないかと見直して調整するといいかもしれません。
人間の食事の理想バランスは陰:陽=7:1。
陽を1取ったら、陰が7必要ということです。
中庸の食品(穀物)を中心に、陰性ぎみなら陽性の食材を、
陽性ぎみなら陰性の食材を取り入れると、
理想の状態に近づくことができます。
ただし、マクロビオティックは、動物性製品の摂取はあまりお勧めしていません。
陰性気味だからといって、極陽の肉を毎日のように食べるのではなく、
お野菜中心に調理の際じっくり時間をかけて火を通したり、
お味噌やお醤油をうまく使う、水分を少な目にするなど様々な陰陽を取り入れてみましょう。
中庸である、「穀物」つまり、ごはんをしっかり食べるということが大事。
小麦は色々な問題があるので、おススメしません。
できれば「玄米」を、もちろん白米でもOK。
そうすれば嗜好品もおのずと欲しなくって、結果的にお財布にやさしくなりますよ!