身体の不調を改善したいなら、試してほしいこと
遅延性アレルギーは、ある日突然発症することもあります。
これの理屈は、花粉症と同じ。
アレルゲンと結合した抗体は、「免疫複合体」を形成し、
血流に乗り体内を循環し、様々な臓器や組織に運ばれます。
そこで徐々に蓄えられ、ある限度を超えたときに症状が出始めます。
バケツに徐々に水が溜まっていき、ある日突然バケツから水が
溢れ出し、アレルギー症状が出現するのです。
えっ、これも?
日本人の4大遅延性アレルギトリガーフードとは?
「トリガー」というのは、「引き金」という意味ですが、
遅延性アレルギーを引き起こす原因物質が分かっています。
それは、ずばり
これらの製品は、今では食卓の代表選手といっても過言ではありません。
この4大トリガーフードに共通するのは、人類が農耕や酪農を始めてから
取るようになった食品であるということ。
現生人類が地上に出現したのが10~20万年前。
農耕や酪農が普及したのは、2000~3000年前。
人類の歴史の中で新しく登場した食事に消火器が適応できていなくても
不思議ではありません。
また、現在あなたが食べている小麦は、それまで栽培されていた古来品種と
は似ても似つかなくなっています。
なぜなら、品種改良されているからです。
アメリカで現在流通している小麦の中には、1960年代に食べられて
いた品種は存在しません。
より強く、より収量を上げるように何度も交配を繰り返し、
異種配合を行い、遺伝子移入が重ねられてきたのです。
あなたの好きな食べ物は何ですか?
「なんとなく好きで食べている」ものが、アレルゲンになっている
ことが多いのが事実。
カフェオレを1日に5杯飲む女性は「乳製品」が、
パンを毎日食べている女性は「小麦」が、
毎日卵かけごはんを食べている男性は「卵」が
アレルゲンになっていることも多いのです。
事実、私自身がそうでした。
私の大好物は、「ピザ」と「チーズ」。
クワトロフォルマッジが大好きで、よく食べていました。
結果、「小麦」「乳製品」「卵」、さらには「イースト」
まで、見事に遅延性アレルギー。
これらを食べなくなったら、
1か月に体重が5kg落ち、
身体も軽くなり、
肌荒れが一気に改善しました。
また、私の知っている男性も、検査の結果、
「乳製品」「卵」アレルギーでした。
その人は、冷蔵庫に必ず卵と牛乳を常備しており、
毎朝必ず「卵かけごはん」+「牛乳」
という食生活を送っていました。
「乳製品」「卵」を食べなくなってからは、
嘘のように体の凝りが治り、
背筋が伸び、
身体が柔らかくなりました。
小麦は麻薬?中毒性の怖さ
分かっています。
実はこの配列、モルヒネにそっくりなのです。
私たち人間の体は、アミノ酸の配列で物質を認識している
認識されてしまいます。
この成分が脳の関所といわれる血液脳関門を通過し、
の受容体)でキャッチされると、中毒症状を引き起こします。
小麦や乳製品を食べれば食べるほど食欲が増進し、なかなか
やめられなくなってしまうのです。
そういえば、ついつい食べてしまうものといえば、ドーナツや
マフィンなど、小麦製品だったという方も多いのではない
でしょうか。
私の友人は、普段から小麦を食べないようにしていましたが、
ある日、どうしても食べたい衝動にかられ、
バタートーストを食べたそうです。
そしたらその途端、だるくなり、
「その日一日の記憶がない」と言っていました(笑)
まずは、自分が良く食べているものを認識すること。
自分を良くする食べ物を主体的に選んでいきたいものですね。
参考:
隠れフードアレルギー 上符 正志
その不調、あなたの好きな食べ物が原因だった? 澤登雅一